中古の補聴器をヤフオクで買うのはどうなのか

中古 補聴器 ヤフオク

hammer
先日、真岡市のお客様の所に伺ったとき、息子さんから「ヤフオクで売ってる中古の補聴器ってどうなの?」と聞かれました。いくら安くても聴力に合うかもわからないのにやめた方がいいと言いました。
最近はヤフオクなどのオークションでも補聴器を見かけるようになってきましたが、補聴器は管理医療機器に指定されているものなので、補聴器の購入で失敗をしないためにも少し説明しますね。

中古の補聴器を買うメリット・デメリット

ヤフオクで中古の補聴器を買うメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

 新品の補聴器より安く買えるくらいかなぁ

デメリット

 新品ではないので故障時の保証などがない場合が多い
 中古品なので経年劣化など性能が保証されてない
 補聴器は聴力に音を合わせる必要があるのでフィッティングができない
 購入後のアフターメンテナンスが受けられない
 オーダーメイド補聴器などは耳型を採り個人に合わせるので形があわない
 他人が使用したものである

書いていてデメリットばかりになってしまいましたが、中古の補聴器を買うメリットとしては少ないと思いますね。

補聴器は医療機器である

補聴器は医薬品医療機器等法(前は薬事法と言ってた)において管理医療機器(クラスⅡ)に指定されている医療機器なんです。補聴器の販売は対面販売が基本であり、使用者の聴力や使用状況に音を調整するフィッティングが必要なのです。

補聴器は誰でも販売できるわけではない

s-batu補聴器は管理医療機器(クラスⅡ)に指定されていますので販売資格がない者が販売するのは違法行為になってしまいます。
補聴器を販売するには許認可が必要になるので、自分の使っていた補聴器をネットオークションに出したりは違法行為になってしまいますから気をつけてくださいね。

 

補聴器は使う人の耳や聞こえに合わせるもの

補聴器は使う人の聴力に合わせて音量や音質を調整し、耳の形に合わせて耳栓や耳型を合わせて使用するものなので、他の人の耳に合わせた音や形では合わなくて耳を痛めたり聴力を悪くするおそれがあります。

補聴器は日々進化している

whiteboard_up補聴器は各メーカーによる研究開発でどんどん高性能になっていったり、同じ価格でも価格性能比が上がったりしています。

例えば、数年前は30万円以上する高性能補聴器にしか付いていなかった機能が10万円台のスタンダード補聴器に付くようになったりすることもありますので、中古で数年前の高性能な補聴器が安く買えたとしても、今の新品のスタンダード補聴器の方が性能が上なんてこともありますね。

結果的に中古品は損をする

このように中古の補聴器を安く買っても、聴力に合っていなければ満足な聞こえになりませんし、保証も購入後のアフターメンテナンスもついていませんので、結果的に高くついてしまい損をする事が多いかもしれませんね。
今は補聴器の価格も幅があり種類もたくさんありますので、認定補聴器技能者のいる補聴器専門店で相談し、聞こえに合った補聴器を作られたほうがいいですね。

関東補聴器は全店に認定補聴器技能者が在籍しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

関東補聴器宇都宮店へのアクセス

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