安い補聴器と高い補聴器の違い

安い補聴器 高い補聴器 違い

tigaiよくお客様から、「安い補聴器と高い補聴器は何が違うの?」と聞かれることがあります。
安い補聴器では4万円前後から、高い補聴器は50万円前後とかなり価格の差がありますが、値段の差は補聴器の機能や性能の違いになります。

値段の違いは機能や性能の違い

たとえば、乗用車でも100万円のものや1000万円のもの、同じ車種でもグレードによって値段が変わったりとやはり付いている機能や性能によって値段の違いが出てきますよね。

補聴器も同じように機能や性能によって値段の違いがあります。高い補聴器には色々な調整機能が付いていますので、お客様の聴力に細かく合わせることができ、またお客様からの調整の要望にも応えやすくなりますね。

実はエントリーモデルは安くなっている

kansin2デジタル補聴器が普及してきたことによって、安い補聴器と高い補聴器の価格の幅が広くなってきたので、補聴器は高くなったイメージがありますが、実はエントリーモデルの補聴器はアナログ補聴器時代よりずっと高性能で価格も安くなってたりするんですよ。

 

値段による機能の違いとは

安い補聴器と高い補聴器の違いが機能の違いというのは解ったが、ではどう違うのかというのを機能の一例で紹介しますね。
シバントス(シーメンス)社のバリューモデルのシリオン2とプレミアムモデルの7primaxで比較してみましょう。

 チャンネル数……聞こえの帯域を複数に分割し細かい調整を可能にします。チャンネ
ル数が多いほど細かく高度に調整できます。
シリオン2だと…………16ch 8バンド調整
7primaxだと……48ch 20バンド調整

 アダプティブ指向性……自動で雑音を追尾して抑える。チャンネル数が多いほどより
多く抑えられる
シリオン2だと…………自動1バンド(1個の雑音)を抑える
7primaxだと……自動48バンドアダプティブ(最高48個の雑音)を同時
に抑える

 サウンドイコライザー……音環境に合わせて最適な音質に自動切り替えする
シリオン2だと…………機能なし
7primaxだと……6環境で自動切り替え

この他にも色々と機能に差がありますね。kinou

高い補聴器だから良く聞こえる訳ではない

高い補聴器の方が機能や性能が良いのは確かだが、だからといって必ずしも高い補聴器の方が良く聞こえると言うわけではないんですよ。
補聴器は使用者の聴力や使用状況に音を合わせるフィッティング(音質の調整)の良し悪しで聞こえ方も変わってしまうんですね。

聞こえ方はフィッティングによって変わる

同じ補聴器でもフィッティングによって聞こえ方が変わるので、補聴器を販売しているお店の販売員のフィッティング技術のレベルが低いとせっかくの高性能の補聴器でも性能を充分に発揮できない場合がありますね。(F1マシンをペーパードライバーが運転するような感じかな)tyousei

 

補聴器は購入後もフィッティングや定期的なメンテナンスが必要になりますから、知識・経験・技術を備えている認定補聴器技能者のいる補聴器専門店で相談されるといいと思います。

 関東補聴器宇都宮店へのアクセス

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