難聴になると認知症になるのか

難聴になると認知症のリスクが高くなると言われています。
これは2015年1月に厚生労働省から新オレンジプランとして発表がありました。s-ninti

認知症患者は462万人(2012年厚生労働省しらべ)

現在認知症の患者は462万人、65歳以上の高齢者の7人に1人となるそうです。gimon1-m
認知症の予備群を合わせると高齢者の4人に1人が認知症もしくは予備軍ということになります。
これは医療機関などで認知症と診断された人の数ですから、実際はもっと多いのかもしれませんね。

難聴と認知症の関係

厚生労働省の新オレンジプランでは難聴も認知症の危険因子の一つにあげられていますので、全く関係が無いとは言いきれないようです。
難聴になると相手の声が聞きづらくなったり聞き間違いが増えたりと人との会話に支障が出てきます。
周りの方とのコミュニケーションが取りづらくなり、外に出なくなったり、社会参加を避けたりと内に籠りがちになったりしてしまいます。
聞こえない状態を少しでも改善させて人との関わりをもつことが認知症の予防にもなると思います。

難聴は自分では気づきづらい

人間の聴力は30代の頃から少しづつ低下していくんですね。最初は日常の会話ではそれほど支障のない高い音(高音)から下がっていくのですが、だんだんと会話で使う音域も下がっていきます。
ただ、少しづつ下がっていきますので、自分ではなかなか聴力低下に気が付きにくく、ご家族や周りの方のほうが早く気づく場合が多いです。

補聴器が出来ること

補聴器は認知症を治すことも難聴を治すこともできませんが、コミュニケーションツールのひとつとして日常の生活の質を少しだけ上げることは出来ると思います。家族や友人とのさりげない会話、聞こえないことで勘違いされてしまう、聞こえることによる危険の回避など毎日の生活でお役に立てると思います。

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もし、ご自身で「最近聞きづらいな」とか、ご家族に「最近聞こえが遠くなったんじゃないの」と言われたりがありましたら、お気軽に関東補聴器宇都宮店までご相談下さい。

 

また、ご希望の方に「家族の健康」の小冊子を進呈いたしております。s-kenkou

 

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宇都宮でカスタムイヤホン(インイヤモニターIEM)の耳型採取は

宇都宮 イヤモニ 耳型採取
宇都宮でカスタムイヤホン(インイヤモニターIEM)の耳型採取(インプレッション)を希望の方は関東補聴器 宇都宮店へお越しください。
補聴器専門店の手技技術でしっかりとした耳型採取(インプレッション)が可能です。
関東補聴器 宇都宮店にも宇都宮市周辺の方より問い合わせを多数承っております。

イヤモニとは

最近人気のカスタムイヤホン(インイヤモニターIEM)はイヤモニとも略されています。歌手やミュージシャンの音楽関係者が使用している自分の耳型に合わせた高性能イヤホンです。
昨今の住宅事情や社会生活では大きなスピーカーから大音量を流すことも難しく、音楽好きの方でも満足いく音環境が作れず悩んでいました。
しかし、イヤモニターの登場でそんな悩みは一発で解消です。宇都宮 イヤモニ 耳型採取
高音質のスピーカーが耳の中に入ってしまうイヤホン。
遮音性もばっちり。どんなに大音量にしても、他人に迷惑がかかることもありません。

イヤモニについて詳しくは こちら

イヤモニには耳型採取が必要

あなたの耳型に合わせてイヤホンを作成するオーダーメイドです。
もちろん、内部の部品も自分好みにオーダーすることも可能です。
耳型にぴったり合わせることで隙間もなくなり、耳の穴の奥まで音道が入りますので音量・音質共に抜群ですね。

耳型採取について詳しくはこちら

補聴器専門店の耳型採取技術

補聴器も難聴者の耳型に合わせて補聴器本体を作成します。そのため、耳型採取は補聴器作成に欠かせない作業です。
関東補聴器 宇都宮店は創業30年以上を誇る補聴器専門店です。
30年の「経験」「歴史」を強みにして耳型採取に取り組んでいます。
確かな技術で皆さまのご要望にお応えします。
耳型採取料金は左右1組で5,400円です。

宇都宮 イヤモニ 耳型採取
宇都宮市周辺でカスタムイヤホン(インイヤモニターIEM)の耳型採取を希望の方は、関東補聴器 宇都宮店にお問い合わせください。

補聴器がピーピーと鳴ってうるさい

たまに補聴器がピーピーと鳴っている方がいますよね。
あのピーピー音をハウリングと言いますが、周りの人にも聞こえたり、不快な思いをしてしまうこともありますよね。
ピーピー鳴るハウリングの原因と止める方法をご説明しますね。
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ハウリングの原理

補聴器からピーピー鳴るのは、補聴器から出る音が耳から漏れてしまい、その漏れた音を補聴器が拾って増幅し音を出し、またその音が耳から漏れてを繰り返すとこのピーピー音になってしまいますhowling-crop

ハウリングの原因

ハウリングの原因は補聴器だけではなく耳の中などいくつかありますので、主なものを上げてみますね。

 補聴器のボリュームが大きすぎる
 耳の中に耳垢が詰まっていたりして補聴器からの音が鼓膜に届かない
 耳型や耳栓が緩くなっていたり、合っていなくて音が漏れてしまう
 耳掛形の場合チューブなどに亀裂がある
 補聴器本体の故障

ハウリングを止めるには

ハウリングを止めるには上にあげたような原因を取り除けば解消できるはずですので、補聴器専門店にみてもらうといいですよ。
ただ、ハウリングの原因をちゃんと突き止めて対処できるかは残念ながら補聴器を販売しているお店のレベルや対応した販売員のレベルによって違ってしまいます。
私達関東補聴器宇都宮店では、補聴器専門店としてお客様に快適に補聴器を使って頂く為に、自店舗内だけでなく関東補聴器の各店で経験した症例を社員全員で共有し日々の調整や接客に役立てています。

ハウリングのしづらい補聴器

今は補聴器にハウリングを抑える機能がついているものが多くなってきていますので、一昔前の補聴器に比べるとずいぶんとハウリングはしづらくなっています。補聴器 宇都宮 耳型採取
ただし、そうは言っても基本は耳型が合っている事が大事ですので、しっかりとした耳型採りをしてもらって作成することがハウリング予防の一番になりますね。
よい耳型採取をするには、技術と経験が必要ですから補聴器認定技能者のいる専門店がおすすめです。

 

まとめ

もしご使用中の補聴器がピーピーと鳴ってしまうようでしたら、一度補聴器専門店にご相談して解消してもらうといいですよ。

関東補聴器宇都宮店へのお問い合わせはこちら

中古の補聴器をヤフオクで買うのはどうなのか

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先日、真岡市のお客様の所に伺ったとき、息子さんから「ヤフオクで売ってる中古の補聴器ってどうなの?」と聞かれました。いくら安くても聴力に合うかもわからないのにやめた方がいいと言いました。
最近はヤフオクなどのオークションでも補聴器を見かけるようになってきましたが、補聴器は管理医療機器に指定されているものなので、補聴器の購入で失敗をしないためにも少し説明しますね。

中古の補聴器を買うメリット・デメリット

ヤフオクで中古の補聴器を買うメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

 新品の補聴器より安く買えるくらいかなぁ

デメリット

 新品ではないので故障時の保証などがない場合が多い
 中古品なので経年劣化など性能が保証されてない
 補聴器は聴力に音を合わせる必要があるのでフィッティングができない
 購入後のアフターメンテナンスが受けられない
 オーダーメイド補聴器などは耳型を採り個人に合わせるので形があわない
 他人が使用したものである

書いていてデメリットばかりになってしまいましたが、中古の補聴器を買うメリットとしては少ないと思いますね。

補聴器は医療機器である

補聴器は医薬品医療機器等法(前は薬事法と言ってた)において管理医療機器(クラスⅡ)に指定されている医療機器なんです。補聴器の販売は対面販売が基本であり、使用者の聴力や使用状況に音を調整するフィッティングが必要なのです。

補聴器は誰でも販売できるわけではない

s-batu補聴器は管理医療機器(クラスⅡ)に指定されていますので販売資格がない者が販売するのは違法行為になってしまいます。
補聴器を販売するには許認可が必要になるので、自分の使っていた補聴器をネットオークションに出したりは違法行為になってしまいますから気をつけてくださいね。

 

補聴器は使う人の耳や聞こえに合わせるもの

補聴器は使う人の聴力に合わせて音量や音質を調整し、耳の形に合わせて耳栓や耳型を合わせて使用するものなので、他の人の耳に合わせた音や形では合わなくて耳を痛めたり聴力を悪くするおそれがあります。

補聴器は日々進化している

whiteboard_up補聴器は各メーカーによる研究開発でどんどん高性能になっていったり、同じ価格でも価格性能比が上がったりしています。

例えば、数年前は30万円以上する高性能補聴器にしか付いていなかった機能が10万円台のスタンダード補聴器に付くようになったりすることもありますので、中古で数年前の高性能な補聴器が安く買えたとしても、今の新品のスタンダード補聴器の方が性能が上なんてこともありますね。

結果的に中古品は損をする

このように中古の補聴器を安く買っても、聴力に合っていなければ満足な聞こえになりませんし、保証も購入後のアフターメンテナンスもついていませんので、結果的に高くついてしまい損をする事が多いかもしれませんね。
今は補聴器の価格も幅があり種類もたくさんありますので、認定補聴器技能者のいる補聴器専門店で相談し、聞こえに合った補聴器を作られたほうがいいですね。

関東補聴器は全店に認定補聴器技能者が在籍しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

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新製品 シバントス社シグニアブランドのプライマックス

s-160518_145917先日シーメンス・シグニア新製品セミナーに行ってきました。
今回のプライマックス(primax)はドイツのシバントス社の新ブランド「シグニア」としての初めての製品になります。
かなりの参加者がいて、販売店の期待も高い商品だと思います。

新製品 プライマックス

新製品のプライマックスは「日本語をしっかり、楽に聞くことができる補聴器」がコンセプトになります。
補聴器の音作りの基本になるフィッティングルールも新しく日本語に合わせた音作りになっています。

プライマックスに搭載された新機能

 スピーチマスター(全自動ダブルピント調整)
スピーチマスターは聞き取りやすさの向上を目的として雑音抑制・指向性・増幅度の3つの機能を組み合わせて聞き取りを楽にする機能です。
今までは雑音抑制と指向性のみでしたが、これに増幅度(相手の距離)を加えてより聞きたい会話にピントを合わせるようです。

 エコーシールド(反響抑制)
部屋の中で反響しがちなワンワン響く反響音をしっかり抑えるで、聞こえもスッキリ会話がクリアになります。
会議室や反響音の大きい廊下などで聞きやすくなる機能ですね。

 ツインフォン
片方の耳に電話の受話器をあてると、電話の音声が自動で反対側の耳に転送されるので、電話を両耳で楽に聞き取れます。
通常電話は片耳で聞きますが、この機能があると両方の耳で聞く事ができるので、楽に聞きとれます。

 ハイレゾ音楽
音楽鑑賞を楽しむために、3つのハイレゾ音楽プログラムを設定しました。
「ライブモード」・「オーディオモード」・「演奏・カラオケモード」

プライマックスシリーズについて詳しくはこちら

まとめ

プライマックスシリーズは従来のマイコン・バイナックスに聞き取りやすさの向上を加えてさらに進化した補聴器になっていました。補聴器の進化も素晴らしかったのですが、今回セミナーに参加して改めて両耳装用というものが重要だと思いました。このプライマックスの新機能も両耳揃って装用することで機能が十分に発揮できますからね。

ガーデニングが趣味の方におすすめ!防水型補聴器

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ガーデニングなど野外での作業をよくする方には防水型補聴器がおすすめです。
防水型の補聴器も種類が増えいろいろろなタイプから選ぶことができます。

補聴器は水やほこりは苦手

gardening_womankaeruガーデニングなどは野外で作業をしたりしますので、汗をかいたり土ぼこりなどが補聴器にとっては過酷な環境での使用になるんですよね。

また、急に雨が降ってきて補聴器が濡れてしまうこともありますよね。

防水型補聴器なら安心

補聴器は一般的に精密機械で汗や水に弱いですから、今までは汗や水が掛かる恐れがある時は外した方がよいと言われてきましたよね。防水型の補聴器にする事によって、汗やほこり、急な雨などでも安心して使うことができますよ。
一般的に防水型補聴器と呼ばれるものは、防水・防塵の国際保護等級が表示されています。IP○○と書いてあるものがそれです。bousui
例えば、IP67と書いてあれば防塵等級6級の防水等級7級となります。数字が大きい方が優れた等級と言うことになりますね。

完全防水ではない

防水型の補聴器でも残念ながら完全防水と言うわけではありません。いままでの補聴器よりは各段に汗や水に強くなり故障しにくくなってはいますが、故障が無いというわけではありません。

防水性能を維持するにはケアが必要

防水性能を維持するためには、日頃の補聴器のお手入れと定期的な防水パーツの交換(ゴムパッキンのようなもの)が必要になります。
使用後は電池を外して乾燥ケースでの保管も補聴器の故障を防ぐひとつになります。

お勧めの補聴器としては

ガーデニングなど外で作業をする時にお勧めの補聴器は
 汗や水に強い防水・防塵対応の補聴器
 風雑音などを抑えたり軽減できる機能
 万が一外れて落したとしてもわかりやすいカラーの補聴器

こんな機能や特徴がある補聴器なら安心して趣味のガーデニングが出来るとおもいますよ。

補聴器の値段の違い

a0960_006686補聴器の値段はピンからキリまでありますが、だいだい片耳で3・4万円位から50万円位まで幅広くあるんですよ。aprilfool_woman
宇都宮のお店に来るお客様でも補聴器の事を全く知らない方は値段を聞いてびっくりする方もいます。

値段の違いは性能の違い

補聴器に限ったことではありませんが、やはり値段の違いは性能の違いになります。
車やカメラなどでも装備や機能で値段の幅があるように、補聴器も形や付いている機能によって値段がかわってきます。

補聴器にはどんな機能があるの

補聴器も以前のアナログ補聴器からデジタル補聴器に変わってから、性能もぐんと良くなり色々な機能が付くようになりました。

主な機能を紹介しますと・・・(これはほんの一部です)

  マルチチャンネル………聞こえの帯域を複数に分割し細かい調整を可能にする
  自動音量調整機能………環境に応じて自動で音量を調節する
  雑音抑制機能……………雑音と音声を区別し雑音のみを抑制する
  ハウリング抑制機能……不快なピーピー音(ハウリング)を抑制する
  指向性機能………………後ろの雑音を抑えて前方の音を聞き取りやすくする
  周波数圧縮………………聞き取りにくい高音域を圧縮し聞き取りやすくする
  マルチプログラム………環境に応じてなど複数のプログラムをメモリーする
  スマートフォン対応……スマートフォンで音量やプログラムの切り替えが出来る
  リモコン・通信機能……専用リモコンで音量やプログラムの切り替えが出来る


 補聴器の種類やグレードによって付いている機能が変わってきますので、それによって値段の幅があるんですよね。

補聴器は目的によって選ぼう

色々な機能が付いている高性能な補聴器が良いですけど、値段が高くなってしまいますよね。
補聴器を選ぶときはご自身の聞こえに合ったものを選ぶのはもちろんですが、どんな使い方をしたいのか、どのような時不自由を感じるのか、どのような場面の聞こえを改善したいかなどを補聴器販売員に伝え、どの機能が付いていた方が聞きやすくなるかなどアドバイスしてもらうといいと思います。

たとえば、会議や会合など大勢での会話が多い方などは、雑音抑制機能や指向性機能、マルチプログラムなどはあった方がいいと思いますね。
また、なるべく自分で面倒な操作はしたくない人は自動音量調整機能があると便利です。

 

いまは補聴器も値段だけでなく、おしゃれなデザインの物や、色・形・機能といろいろと種類がありますので、普段の生活を少しでも楽になるようコミュニケーションツールとして選んで使っていってもらえるといいですね。

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高齢者の補聴器購入に補助金や助成金などがあるのか

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高齢者の補聴器を購入するときに公的な補助金や助成金などがあるのかとの事ですが、補助金や助成金とはちょっと違いますが、障害者総合支援法での補装具費支給制度というものがあります。

補装具費支給制度ってどんな人が対象になるの

この制度は補聴器を購入する人すべてが対象ではなくて、聴覚障害で身体障害者手帳を持っている方が対象になります。

年齢で聞こえづらくなってももらえる?

年齢とともに聞こえづらくなる加齢性の難聴も聴覚障害のひとつでありますので、身体障害者の基準に適合していれば、手続きをして障害者手帳を取得すれば補装具費支給制度を利用することができますよ。

障害者手帳の交付手続きの方法と補聴器の交付手続きの方法

自治体により手続きの方法が違うところもあると思いますが、大まかな流れはこんな感じになります。

 障害者手帳の交付手続きの手順

お住まいの市町村の福祉事務所または福祉課で「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」 を受取り、判定医の紹介を受けます。

指定された判定医で診断してもらい、「身体障害者診断書・意見書」を書いてもらいます
※診察料・診断書作成料がかかります。

福祉事務所または福祉課へ「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」を提出します。
手帳交付についての判定が行われます。

判定の結果、許可がおりれば「身体障害者手帳」の交付となります。

 障害者手帳を取得した後、補聴器の交付手続きを行います。

身体障害者手帳を持ってお住まいの市町村の福祉事務所または福祉課へ行き「補聴器購入費用給付申請書」、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもらい、判定医の紹介を受けます。

指定された判定医で診断してもらい、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」を書いてもらいます。
※診察料・診断書作成料がかかります。

「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもって補聴器販売店に行き、意見書に基づいて見積書を作成
してもらいます。
※意見書を福祉課に持っていき、福祉課より販売店へ見積書依頼となる市町村もあります。

判定の結果、許可がおりれば「補装具費支給券」がご自宅へ届きます。

「補装具費給付券」を持って補聴器販売店へ行き補聴器を購入します。

その他の補助金や助成金について

宇都宮市では高齢者のための福祉サービスということで、老人福祉補聴器の交付という制度があるみたいです。

条件がありますのでだれでも対象ということではありませんが、おおむね65歳以上の高齢者で、身体障がい者の聴覚障がいに該当せず、一側耳の聴力レベルが55デシベル以上90デシベル未満、他側耳の聴力レベルが55デシベル以上70デシベル未満で、専門医師により補聴器の使用が必要と認められた方に、補聴器(高度難聴用ポケット型か高度難聴用耳掛型)を交付する制度です。
ただし、所得により負担額が変わるようなので、詳しくは高齢福祉課に聞いてみて下さい。

その他の地域でも自治体によって独自に補助金や助成金を出しているところもあるかも知れませんので、お住まいの自治体に問い合わせてみるといいと思います。

 

補聴器を初めて買うときの注意点

補聴器を初めて買うときの注意点は一番は販売店選びでしょう。
「良い補聴器選びは良い販売店選びから」と言いますので、やはりこれが一番重要です。

補聴器ってどこで売ってるの?

補聴器を販売しているお店はたくさんあります。現在補聴器を取り扱っているお店は全国で約7600店前後あるみたいです。耳鼻科などの医院・補聴器専門店・めがね屋さん・時計屋さん・電気屋さん・宝飾店・最近では農協などfigure_questionいろんな業種のお店が補聴器を販売しています。

補聴器を購入する側からすると補聴器の販売店が多いのは選択肢も増えていいことですが、どこで買ったらいいのかわからなくなってしまいますよね。

補聴器はどこで買っても同じ?

補聴器を単体の機械として考えればどこで購入しても同じものなのですが、自分に合った補聴器を選定する・補聴器の音を聴力に合わせる音合わせ(フィッティングといいます)が必要になってきますので、販売店やフィッティングをする販売員によっては同じ補聴器でも全く聞こえ方が違ってきます。
オーダーメイド補聴器は耳の型採りも必要になるので、型採りの技術によって補聴器の出来具合に差が出て来ます。
また、補聴器は購入後のアフターメンテナンスも非常に重要になりますね。

自分に合った補聴器を選定する

今はインターネットの普及などでお客様も色々な補聴器の情報を入手できるようになりましたよね。補聴器とはどういうもの、どんな種類があるはわかっても、何十社・何百種類とある補聴器の中から自分に合った補聴器を選ぶのはなかなか難しいのが実情だと思います。
自分に合った補聴器の選定は、一番に聴力に合ったものを選ぶことが大事です。
形だけや値段だけにこだわって決めてしまうと失敗してしまう場合があります。
販売店では聴力の測定や言葉の聞き取りチェック、難聴になった原因、お耳の状態、お客様からどのような不自由を感じているか・どのような使い方をしたいかなど色々な情報を聞き、聞きやすい、使いやすい補聴器のアドバイスをさせていただきます。soudan_setsumei_business

補聴器のフィッティング

補聴器は聴力に音を合わせるフィッティングと言う作業が必要になります。
これは単に聴力だけで合わせるのではなく、聴力以外に難聴になった原因、補聴器の使用経験の有無、使用する環境などから補聴器の音を合わせます。
このフィッティングの良し悪しにより同じ補聴器でも聞こえ方が変わってきます
フィッティング技術は販売店によってかなり差がありますので、ひとつの目安としては認定補聴器技能者がいる補聴器販売店が良いと思います。なぜなら、少なくても認定補聴器技能者がいる補聴器販売店は補聴器についての知識・技術を習得し勉強していますから。

購入後のアフターメンテナンスってなにするの?

補聴器は身体に着けて使用しますので、汗や皮脂・耳垢などの影響を受けます。これは故障の原因になったりしますので、販売店で定期的な点検やお掃除などのメンテナンスを受けたり、また聞こえの変化があれば補聴器の音の調整をしたりと購入後も補聴器販売店との関わりが必要になります。

長く付き合える販売店を見つけましょう

uketsuke_blank-m 補聴器は購入して終わりではなく、購入してからメンテナンスや音の調整など補聴器販売店との付き合いが始まります。
しっかりとした補聴器の知識と技術があって、補聴器認定技能者が在籍しているお店なら安心できると思います。
また、販売店まで行くのが困難という方は、各市町村を巡回してくれたり自宅訪問などもしてくれる補聴器販売店がいいかもしれませんね。

補聴器の選び方で迷っている方

 

s-LINE_P20160216_18044870補聴器を初めて購入する方の中には、補聴器の選び方で迷っている方も多いと思います。gimon2-mgimon1-m
補聴器のメーカーも十数社ありますし、一つのメーカーでも100種類以上の補聴器があるんです。
メーカーのカタログを見てこれが自分に合うと決められる人は殆どいないと思います。

「良い補聴器選びは良い販売店選びから」と言われますので、良い販売店に行くのはもちろんですが、実際に販売店に行って何を基準に選べばよいかをアドバイスします。

関東補聴器宇都宮店に来られるお客様でも補聴器の選び方で迷っている方も多いのですが、どのような時不自由を感じているのか・ご希望の補聴器のタイプ・補聴器購入のご予算を相談されるといいと思います。

1.どのような時不自由を感じているか

これは補聴器の性能・機能に係わってきますが、普段どんな時に聞こえの不自由を感じているのか、家族友人との会話が聞きづらい・会合など大勢での話がわからない・テレビが聞きづらいなど、ご自身の聞こえの改善をするのに補聴器にどのような機能が付いていたら良いのかが解ります。

難聴の種類についてはこちら

2.ご希望の補聴器のタイプ

これは補聴器の形になります。補聴器は大きく分けると耳の中に入れる耳穴型、耳の上に掛ける耳掛形、ポケットや首から下げて使うポケット型の3タイプに分かれます。mimiana-mmimikake-mpoketto-m
それぞれのタイプに長所と短所があり、またお耳の状態や聴力により向き不向きもあります。

補聴器の種類についてはこちら

3.補聴器購入の予算

補聴器は一般の電気機器などに比べると高価なものになります。それぞれのタイプごとに見ると・・・
耳穴型は片耳10万円前後~50万円前後  耳掛形は片耳5万円前後~50万円前後  ポケット型は4万円前後~7万円前後 となります。
補聴器に付いている機能や性能によってかなり価格の幅があります。

補聴器の価格についてはこちら

 

かなり大まかな説明になってしまいましたが、補聴器の選び方で迷っている方はこの3つをある程度考えて補聴器販売店に相談されるといいと思います。
補聴器販売店では問診・聴力測定をし、お客様のお耳の状態・聞こえのレベル・ご要望をお聞きし、総合的に判断しお客様に合った補聴器選びのお手伝いをしていきます。