補聴器の値段の違い

a0960_006686補聴器の値段はピンからキリまでありますが、だいだい片耳で3・4万円位から50万円位まで幅広くあるんですよ。aprilfool_woman
宇都宮のお店に来るお客様でも補聴器の事を全く知らない方は値段を聞いてびっくりする方もいます。

値段の違いは性能の違い

補聴器に限ったことではありませんが、やはり値段の違いは性能の違いになります。
車やカメラなどでも装備や機能で値段の幅があるように、補聴器も形や付いている機能によって値段がかわってきます。

補聴器にはどんな機能があるの

補聴器も以前のアナログ補聴器からデジタル補聴器に変わってから、性能もぐんと良くなり色々な機能が付くようになりました。

主な機能を紹介しますと・・・(これはほんの一部です)

  マルチチャンネル………聞こえの帯域を複数に分割し細かい調整を可能にする
  自動音量調整機能………環境に応じて自動で音量を調節する
  雑音抑制機能……………雑音と音声を区別し雑音のみを抑制する
  ハウリング抑制機能……不快なピーピー音(ハウリング)を抑制する
  指向性機能………………後ろの雑音を抑えて前方の音を聞き取りやすくする
  周波数圧縮………………聞き取りにくい高音域を圧縮し聞き取りやすくする
  マルチプログラム………環境に応じてなど複数のプログラムをメモリーする
  スマートフォン対応……スマートフォンで音量やプログラムの切り替えが出来る
  リモコン・通信機能……専用リモコンで音量やプログラムの切り替えが出来る


 補聴器の種類やグレードによって付いている機能が変わってきますので、それによって値段の幅があるんですよね。

補聴器は目的によって選ぼう

色々な機能が付いている高性能な補聴器が良いですけど、値段が高くなってしまいますよね。
補聴器を選ぶときはご自身の聞こえに合ったものを選ぶのはもちろんですが、どんな使い方をしたいのか、どのような時不自由を感じるのか、どのような場面の聞こえを改善したいかなどを補聴器販売員に伝え、どの機能が付いていた方が聞きやすくなるかなどアドバイスしてもらうといいと思います。

たとえば、会議や会合など大勢での会話が多い方などは、雑音抑制機能や指向性機能、マルチプログラムなどはあった方がいいと思いますね。
また、なるべく自分で面倒な操作はしたくない人は自動音量調整機能があると便利です。

 

いまは補聴器も値段だけでなく、おしゃれなデザインの物や、色・形・機能といろいろと種類がありますので、普段の生活を少しでも楽になるようコミュニケーションツールとして選んで使っていってもらえるといいですね。

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高齢者の補聴器購入に補助金や助成金などがあるのか

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高齢者の補聴器を購入するときに公的な補助金や助成金などがあるのかとの事ですが、補助金や助成金とはちょっと違いますが、障害者総合支援法での補装具費支給制度というものがあります。

補装具費支給制度ってどんな人が対象になるの

この制度は補聴器を購入する人すべてが対象ではなくて、聴覚障害で身体障害者手帳を持っている方が対象になります。

年齢で聞こえづらくなってももらえる?

年齢とともに聞こえづらくなる加齢性の難聴も聴覚障害のひとつでありますので、身体障害者の基準に適合していれば、手続きをして障害者手帳を取得すれば補装具費支給制度を利用することができますよ。

障害者手帳の交付手続きの方法と補聴器の交付手続きの方法

自治体により手続きの方法が違うところもあると思いますが、大まかな流れはこんな感じになります。

 障害者手帳の交付手続きの手順

お住まいの市町村の福祉事務所または福祉課で「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」 を受取り、判定医の紹介を受けます。

指定された判定医で診断してもらい、「身体障害者診断書・意見書」を書いてもらいます
※診察料・診断書作成料がかかります。

福祉事務所または福祉課へ「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」を提出します。
手帳交付についての判定が行われます。

判定の結果、許可がおりれば「身体障害者手帳」の交付となります。

 障害者手帳を取得した後、補聴器の交付手続きを行います。

身体障害者手帳を持ってお住まいの市町村の福祉事務所または福祉課へ行き「補聴器購入費用給付申請書」、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもらい、判定医の紹介を受けます。

指定された判定医で診断してもらい、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」を書いてもらいます。
※診察料・診断書作成料がかかります。

「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもって補聴器販売店に行き、意見書に基づいて見積書を作成
してもらいます。
※意見書を福祉課に持っていき、福祉課より販売店へ見積書依頼となる市町村もあります。

判定の結果、許可がおりれば「補装具費支給券」がご自宅へ届きます。

「補装具費給付券」を持って補聴器販売店へ行き補聴器を購入します。

その他の補助金や助成金について

宇都宮市では高齢者のための福祉サービスということで、老人福祉補聴器の交付という制度があるみたいです。

条件がありますのでだれでも対象ということではありませんが、おおむね65歳以上の高齢者で、身体障がい者の聴覚障がいに該当せず、一側耳の聴力レベルが55デシベル以上90デシベル未満、他側耳の聴力レベルが55デシベル以上70デシベル未満で、専門医師により補聴器の使用が必要と認められた方に、補聴器(高度難聴用ポケット型か高度難聴用耳掛型)を交付する制度です。
ただし、所得により負担額が変わるようなので、詳しくは高齢福祉課に聞いてみて下さい。

その他の地域でも自治体によって独自に補助金や助成金を出しているところもあるかも知れませんので、お住まいの自治体に問い合わせてみるといいと思います。

 

補聴器を初めて買うときの注意点

補聴器を初めて買うときの注意点は一番は販売店選びでしょう。
「良い補聴器選びは良い販売店選びから」と言いますので、やはりこれが一番重要です。

補聴器ってどこで売ってるの?

補聴器を販売しているお店はたくさんあります。現在補聴器を取り扱っているお店は全国で約7600店前後あるみたいです。耳鼻科などの医院・補聴器専門店・めがね屋さん・時計屋さん・電気屋さん・宝飾店・最近では農協などfigure_questionいろんな業種のお店が補聴器を販売しています。

補聴器を購入する側からすると補聴器の販売店が多いのは選択肢も増えていいことですが、どこで買ったらいいのかわからなくなってしまいますよね。

補聴器はどこで買っても同じ?

補聴器を単体の機械として考えればどこで購入しても同じものなのですが、自分に合った補聴器を選定する・補聴器の音を聴力に合わせる音合わせ(フィッティングといいます)が必要になってきますので、販売店やフィッティングをする販売員によっては同じ補聴器でも全く聞こえ方が違ってきます。
オーダーメイド補聴器は耳の型採りも必要になるので、型採りの技術によって補聴器の出来具合に差が出て来ます。
また、補聴器は購入後のアフターメンテナンスも非常に重要になりますね。

自分に合った補聴器を選定する

今はインターネットの普及などでお客様も色々な補聴器の情報を入手できるようになりましたよね。補聴器とはどういうもの、どんな種類があるはわかっても、何十社・何百種類とある補聴器の中から自分に合った補聴器を選ぶのはなかなか難しいのが実情だと思います。
自分に合った補聴器の選定は、一番に聴力に合ったものを選ぶことが大事です。
形だけや値段だけにこだわって決めてしまうと失敗してしまう場合があります。
販売店では聴力の測定や言葉の聞き取りチェック、難聴になった原因、お耳の状態、お客様からどのような不自由を感じているか・どのような使い方をしたいかなど色々な情報を聞き、聞きやすい、使いやすい補聴器のアドバイスをさせていただきます。soudan_setsumei_business

補聴器のフィッティング

補聴器は聴力に音を合わせるフィッティングと言う作業が必要になります。
これは単に聴力だけで合わせるのではなく、聴力以外に難聴になった原因、補聴器の使用経験の有無、使用する環境などから補聴器の音を合わせます。
このフィッティングの良し悪しにより同じ補聴器でも聞こえ方が変わってきます
フィッティング技術は販売店によってかなり差がありますので、ひとつの目安としては認定補聴器技能者がいる補聴器販売店が良いと思います。なぜなら、少なくても認定補聴器技能者がいる補聴器販売店は補聴器についての知識・技術を習得し勉強していますから。

購入後のアフターメンテナンスってなにするの?

補聴器は身体に着けて使用しますので、汗や皮脂・耳垢などの影響を受けます。これは故障の原因になったりしますので、販売店で定期的な点検やお掃除などのメンテナンスを受けたり、また聞こえの変化があれば補聴器の音の調整をしたりと購入後も補聴器販売店との関わりが必要になります。

長く付き合える販売店を見つけましょう

uketsuke_blank-m 補聴器は購入して終わりではなく、購入してからメンテナンスや音の調整など補聴器販売店との付き合いが始まります。
しっかりとした補聴器の知識と技術があって、補聴器認定技能者が在籍しているお店なら安心できると思います。
また、販売店まで行くのが困難という方は、各市町村を巡回してくれたり自宅訪問などもしてくれる補聴器販売店がいいかもしれませんね。

補聴器の選び方で迷っている方

 

s-LINE_P20160216_18044870補聴器を初めて購入する方の中には、補聴器の選び方で迷っている方も多いと思います。gimon2-mgimon1-m
補聴器のメーカーも十数社ありますし、一つのメーカーでも100種類以上の補聴器があるんです。
メーカーのカタログを見てこれが自分に合うと決められる人は殆どいないと思います。

「良い補聴器選びは良い販売店選びから」と言われますので、良い販売店に行くのはもちろんですが、実際に販売店に行って何を基準に選べばよいかをアドバイスします。

関東補聴器宇都宮店に来られるお客様でも補聴器の選び方で迷っている方も多いのですが、どのような時不自由を感じているのか・ご希望の補聴器のタイプ・補聴器購入のご予算を相談されるといいと思います。

1.どのような時不自由を感じているか

これは補聴器の性能・機能に係わってきますが、普段どんな時に聞こえの不自由を感じているのか、家族友人との会話が聞きづらい・会合など大勢での話がわからない・テレビが聞きづらいなど、ご自身の聞こえの改善をするのに補聴器にどのような機能が付いていたら良いのかが解ります。

難聴の種類についてはこちら

2.ご希望の補聴器のタイプ

これは補聴器の形になります。補聴器は大きく分けると耳の中に入れる耳穴型、耳の上に掛ける耳掛形、ポケットや首から下げて使うポケット型の3タイプに分かれます。mimiana-mmimikake-mpoketto-m
それぞれのタイプに長所と短所があり、またお耳の状態や聴力により向き不向きもあります。

補聴器の種類についてはこちら

3.補聴器購入の予算

補聴器は一般の電気機器などに比べると高価なものになります。それぞれのタイプごとに見ると・・・
耳穴型は片耳10万円前後~50万円前後  耳掛形は片耳5万円前後~50万円前後  ポケット型は4万円前後~7万円前後 となります。
補聴器に付いている機能や性能によってかなり価格の幅があります。

補聴器の価格についてはこちら

 

かなり大まかな説明になってしまいましたが、補聴器の選び方で迷っている方はこの3つをある程度考えて補聴器販売店に相談されるといいと思います。
補聴器販売店では問診・聴力測定をし、お客様のお耳の状態・聞こえのレベル・ご要望をお聞きし、総合的に判断しお客様に合った補聴器選びのお手伝いをしていきます。