補聴器の中古品はやめた方がいいか?

中古補聴器 宇都宮先日、那珂川町のお客様から「補聴器の中古品はどうなの?」と言う問い合わせがありましたが、補聴器は使用する方の聴力と耳の形状に合わせて使用するものなので、他の方に合わせた補聴器では音や形が合いませんので、やめた方がいいでしょう。
合わない補聴器を着けて耳を痛めたり、かえって聴力を悪くしたら大変ですからね。
しっかりとご自分のお耳に合った補聴器を補聴器専門店に相談しましょう。

補聴器の中古品とは

中古補聴器 宇都宮聴器の中古品は当店では販売していないのですが、他人から譲り受けたものだったり、リサイクル店やインターネットなどで販売しているものだったりしますよね。

※補聴器は管理医療機器になりますので、個人でネットやオークションで販売するのは禁止されています。

中古の補聴器は調整や修理ができないことも

中古の補聴器ですと、どれくらい使ったものなのか、購入してから何年くらい経ったものなのかわからない場合がありますよね。当然新品の補聴器と違いますので、経年劣化が出てきたりしますよね。中古補聴器 調整 宇都宮また、古い補聴器だと調整や修理が出来ない場合などもあります。一般的に補聴器の修理可能期間は販売終了後5年間といわれていますので、あまりに古い補聴器だと故障した時に修理が出来ない可能性があります。また、故障していなくても今のデジタル補聴器はコンピュータ調整になっていますので、古い機種の補聴器だとパソコンのOSに補聴器の調整をするフィッティングソフトが対応しなくなっていて音質の調整が出来ないなんて事もあります。

販売店により取扱メーカーが違う

補聴器は購入すれば使えるものではなく、購入してからも音質の調整や定期的なメンテナンスが必要な商品なんですよね。
聴力の変動などがあればそのつど補聴器の音量や音質の調整(フィッティング)を変えたりが必要になります。
近くの販売店が中古で購入した補聴器を扱っていればいいですが、デジタル補聴器はメーカーによって調整ソフト(フィッティングソフト)が違いますので、取り扱っていないメーカーだったりすると音質の調整などが出来なかったりします。

補聴器のメーカーはいっぱいあるよ

補聴器は使う方の耳に合わせるもの

補聴器は、使用する方の耳に合わせるものですから、もらった物や中古品では合いません。
例えるならば、他人のめがねや入れ歯をもらって使用するようなものなので、まず合うはずがありませんよね。

聴力に合わせる

難聴にもちょっと聞きづらい軽度の難聴からほとんど聞き取れない重度の難聴まで聞こえ具合の程度があるんですね。
軽度の難聴には軽度難聴向けの補聴器を使用し、重度の難聴には重度難聴向けの補聴器を使用したり、補聴器なら何でもいいわけではないんですよ。
ちゃんと使う方のお耳の聞こえ具合に音を合わせないと満足に聞こえなかったり、雑音やうるさい音ばかりになったりしてしまいます。中古 補聴器 宇都宮

耳の形に合わせる

耳の形も人それぞれで違います。耳の穴の大きさも大きな方や小さな方、太い方や細い方、耳の穴が上向きの方や下向きの方などなど…。
耳全体も大きい小さいなどそれぞれですからしっかり耳に合わせる必要があります。
形が合っていない補聴器を使うと耳が痛くなったり、ピーピーうるさいハウリングがしたり、落ちやすかったりと聞こえる聞こえない以前の問題が出てしまいますね。中古 補聴器 宇都宮

耳の型採りについて詳しくはこちら

中古の補聴器は前に使っていた方に合わせてある

中古 補聴器 ヤフオク上記のように補聴器は使う人に音と形を合わせる必要がありますから、中古の補聴器は前の使用者に合わせてあるわけですね。
そのため、中古の補聴器であなたの耳に合うことがないのはご理解いただけたと思います。
合わない補聴器は無理に使用しないで下さい。
かえってあなたの耳に悪影響を及ぼす可能性が高いのです。

まとめ

補聴器 落下防止クリップ残念ですが中古の補聴器があなたに合うことはありませんのでやめたほうがいいでしょう。
ただ、手直しで幾分合わせることができる可能性もありますので補聴器専門店に相談してください。
関東補聴器 全店には認定補聴器技能者が在籍し皆様の補聴器や聞こえのこと、何でも無料相談を承っていますので気軽にお問い合わせください。

関東補聴器 宇都宮店へのお問い合わせ

中古の補聴器をヤフオクで買うのはどうなのか

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先日、真岡市のお客様の所に伺ったとき、息子さんから「ヤフオクで売ってる中古の補聴器ってどうなの?」と聞かれました。いくら安くても聴力に合うかもわからないのにやめた方がいいと言いました。
最近はヤフオクなどのオークションでも補聴器を見かけるようになってきましたが、補聴器は管理医療機器に指定されているものなので、補聴器の購入で失敗をしないためにも少し説明しますね。

中古の補聴器を買うメリット・デメリット

ヤフオクで中古の補聴器を買うメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

 新品の補聴器より安く買えるくらいかなぁ

デメリット

 新品ではないので故障時の保証などがない場合が多い
 中古品なので経年劣化など性能が保証されてない
 補聴器は聴力に音を合わせる必要があるのでフィッティングができない
 購入後のアフターメンテナンスが受けられない
 オーダーメイド補聴器などは耳型を採り個人に合わせるので形があわない
 他人が使用したものである

書いていてデメリットばかりになってしまいましたが、中古の補聴器を買うメリットとしては少ないと思いますね。

補聴器は医療機器である

補聴器は医薬品医療機器等法(前は薬事法と言ってた)において管理医療機器(クラスⅡ)に指定されている医療機器なんです。補聴器の販売は対面販売が基本であり、使用者の聴力や使用状況に音を調整するフィッティングが必要なのです。

補聴器は誰でも販売できるわけではない

s-batu補聴器は管理医療機器(クラスⅡ)に指定されていますので販売資格がない者が販売するのは違法行為になってしまいます。
補聴器を販売するには許認可が必要になるので、自分の使っていた補聴器をネットオークションに出したりは違法行為になってしまいますから気をつけてくださいね。

 

補聴器は使う人の耳や聞こえに合わせるもの

補聴器は使う人の聴力に合わせて音量や音質を調整し、耳の形に合わせて耳栓や耳型を合わせて使用するものなので、他の人の耳に合わせた音や形では合わなくて耳を痛めたり聴力を悪くするおそれがあります。

補聴器は日々進化している

whiteboard_up補聴器は各メーカーによる研究開発でどんどん高性能になっていったり、同じ価格でも価格性能比が上がったりしています。

例えば、数年前は30万円以上する高性能補聴器にしか付いていなかった機能が10万円台のスタンダード補聴器に付くようになったりすることもありますので、中古で数年前の高性能な補聴器が安く買えたとしても、今の新品のスタンダード補聴器の方が性能が上なんてこともありますね。

結果的に中古品は損をする

このように中古の補聴器を安く買っても、聴力に合っていなければ満足な聞こえになりませんし、保証も購入後のアフターメンテナンスもついていませんので、結果的に高くついてしまい損をする事が多いかもしれませんね。
今は補聴器の価格も幅があり種類もたくさんありますので、認定補聴器技能者のいる補聴器専門店で相談し、聞こえに合った補聴器を作られたほうがいいですね。

関東補聴器は全店に認定補聴器技能者が在籍しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

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