補聴器に抵抗がありつけようか悩んでいる方。【悩むより相談】

補聴器 悩み 目立たない聞こえづらくなってきているのは自覚しているが、補聴器を着けるのは抵抗があるという方も沢山いると思われます。
難聴は放っておいてよくなるものでもありませんし、むしろ年齢と共に聴力の低下が進むともいわれています。
最近は難聴も認知症の危険因子のひとつにも挙げられたりしていますので、補聴器に抵抗がありつけようか悩んでいる方への補聴器装用へのアドバイスをさせていただきます。

補聴器をつけたがらない理由

補聴器をつけたがらない理由のひとつに、『補聴器をつけていることを回りの方に知られたくない』、また『難聴であることを知られたくない』というものがあります。
補聴器のイメージとしては高齢者などお年寄りが使う物という印象がありますよね。ただ、若い方でも沢山つけている方もいますし、最近は目立たない超小型の補聴器もありますので、補聴器をつけても回りに気づかれなく使用することもできますよ。
そのほかの理由としては、『周りの人から補聴器は雑音が多いと聞く』や『補聴器をつけると余計に耳が悪くなる』などがありますが、実際は聴力に合わせて補聴器の音を調整すれば補聴器をつけたからといって余計に耳が悪くなることもありませんし、雑音も自動で抑えてくれて会話を聞きやすくしてくれる機能のついた補聴器もありますよ。

補聴器の購入に至るまでの期間は何年?

難聴を自覚してから補聴器を購入するまでにどれくらいの期間が掛かったかという補聴器所有者へのアンケートの集計データがあるのですが、およそ2年~6年くらいという方が多いようです。
実際に私が対応したお客様もつい最近聞きづらくなったというお客様より、2~3年前から聞きづらかったという声のほうが多いですね。中には『もう10年も前から聞きづらかったんだよ』なんてお客様もおります。

補聴器 つけるまで 年数

もっと早く使用すればよかった

補聴器を使っている人の半数以上がもっと早く補聴器を使用していれば良かったと言っているそうです。
やはりこれは上のアンケート結果の難聴を自覚してから補聴器をつけるまでの期間が関係しているのだと思われます。
難聴を自覚して、普段の生活や仕事での会話に支障が出てきているのであれば早めの装用がいいですね。

補聴器 グラフ アンケート

目立たない小型の補聴器

なるべく目立たない、他の人に気づかれにくい補聴器と言えば超小型のオーダーメイド補聴器になります。
今はチップやパーツの小型化などによりCICタイプより小さいIICタイプの補聴器が多数発売されています。
耳の中奥にすっぽり納まりますので、補聴器を着けていることを気づかれにくいですよ。

補聴器 超小型 IIC

超小型のIICタイプは一円玉より小さいです。

おすすめの小型補聴器は

超小型オーダーメイド補聴器の中でもおすすめの1台がスイスの補聴器ブランドのフォナックのバートBチタンシリーズになります。
この補聴器は航空機や医療機器などでも使われているチタン合金で出来ているので、軽くてとても強靭です。また、フォナック自慢のオートセンスOS搭載なので、周囲の音環境に合わせて自動的に最適なプログラムを選択・ブレンドしてくれますので、お仕事などさまざまな環境で使われるかたにもお勧めです。補聴器 バートBチタン 小型

バートBチタンの特徴

・軽くて強靭なチタン合金製
・自動で最適なプログラムを選択・ブレンドしてくれるオートセンスOS搭載
・汗や水、砂やホコリに強いIP68防水・防塵機能
・超小型補聴器でもプログラムの切り替えが可能
・聞き取りにくい高音域を圧縮して言葉を聞き取りやすくするサウンドリカバリー機能

バートBチタンの価格
 バートB90チタン ・・・・・550,000円
 バートB70チタン ・・・・・390,000円

まとめ

補聴器に抵抗があってつけようか悩んでいるのであれば、お気軽に一度ご相談してください。
また、上記の補聴器以外にも小型の補聴器は沢山ありますので、お客様の悩み、聞こえ、使用環境やご予算などに合わせて補聴器選びのアドバイスをさせていただきます。

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関東補聴器 宇都宮 店舗

補聴器は保険適用になるのか?使える補助制度は?【疑問を解決】

補聴器 保険 補助補聴器を購入する時に「健康保険や介護保険の適用になるのか?」と聞かれることがあります。
結論から言いますと、残念ながら補聴器の購入費用には健康保険や介護保険、医療保険などの保険適用はされません。
保険は使えませんが、お客様の聴力によっては補聴器購入時に使える公的な補助制度がありますので、説明いたします。

補聴器の公的補助制度とは

補聴器を購入するときに使える公的な補助制度は、聴覚の障害で障害者手帳を交付されている方であれば、障害者総合支援法による補装具費支給制度を利用することができます。

聴覚障害等級表

 級別 障害の状態
 2級両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう)
 3級両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの(耳介に接しなければ大声話を理解し得ないもの)
 4級1.両耳の聴力レベルが80デシベル以上のもの(耳介に接耳に接しなければ大声話を理解し得ないもの)
2.両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下のもの
 6級1.両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの(40センチメートル以上の距離で発音された会話語を理解し得ないもの)
2.一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳の聴力レベルが50デシベル以上のもの)

これはどの市区町村にお住まいの方でも受けることが出来る制度になってます。
この制度を使うと、障害者総合支援法対応補聴器なら基準価格の1割の自己負担で補聴器の支給を受けられます。
充電タイプの補聴器やオーダーメイド補聴器など障害者総合支援法対応補聴器以外の補聴器を希望する場合は、基準価格との差額を自分で負担することで差額購入もできますよ。

※自己負担額は原則1割負担となりますが、所得によっては例外もあります。

障害者総合支援法 補聴器購入基準価格表

 名  称 価  格耐用年数
高度難聴用ポケット型34,200
高度難聴用耳かけ型43,900
重度難聴用ポケット型55,800
重度難聴用耳かけ型67,300

障害者総合支援法による補聴器交付手続きについて

障害者総合支援法で補聴器の支給を受けるには、まず身体障害者手帳の交付を受けなければなりません。
すでに手帳を持っている方は補聴器の交付手続きをすることで支給されます。

手帳の交付手続きと補聴器の交付手続きの流れを説明しますね。

障害者手帳の交付手続きの手順

  

お住まいの市区町村の福祉担当窓口で「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」を受取り、障害者判定医の紹介をしてもらう。

                     

紹介された判定医で検査・診断をしてもらい、「身体障害者診断書・意見書」を書いてもらいます。
   ※診察料・診断書作成料がかかります。

                     

福祉担当窓口へ「身体障害者手帳交付申請書」と「身体障害者診断書・意見書」を提出します。
   手帳の交付についての等級判定が行われます。

                     

判定の結果、許可がおりれば「身体障害者手帳」の交付となります。

障害者手帳の交付手続にきはおよそ1ヶ月~3ヶ月くらい掛かる感じですね。

補聴器の交付手続き手順

  

身体障害者手帳を持ってお住まいの市区町村の福祉担当窓口へ行き「補聴器購入費用給付申請書」、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもらい、障害者判定医の紹介を受けます。

                      

紹介された判定医で診断してもらい、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」を書いてもらいます。
  ※診察料・診断書作成料がかかります。

                      

「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもって福祉担当窓口に行き、意見書に基づいて見積依頼書を作成してもらいます。

                      

見積依頼書を補聴器販売店へ持って行き見積書の作製を依頼します。
  見積書は補聴器販売店より福祉課へ送付されます。

                      

判定の結果、許可がおりれば「補装具費支給券」がご自宅へ届きます。

                      

「補装具費支給券」を持って補聴器販売店へ行き補聴器を購入します。

  補聴器の交付手続きはだいたい1ヶ月くらい掛かると思われます。

イラストお住まいの市区町村によって若干手続きの手順は変わる場合がありますので、詳しくはお住まいの福祉担当窓口に聞いてくださいね。

独自の助成金制度がある自治体も

自治体によっては障害者総合支援法による補装具費支給制度以外にも独自の補助金・助成金を出している市区町村もあります。
宇都宮市では年齢・聴力・世帯収入などの条件がありますが、高齢者のための福祉サービスということで老人福祉補聴器の交付という制度があります。

おおむね65歳以上の高齢者で、身体障がい者の聴覚障がいに該当せず一側耳の聴力レベルが、55デシベル以上90デシベル未満、他側耳の聴力レベルが55デシベル以上70デシベル未満で、専門医師により補聴器の使用が必要と認められた方に、補聴器(高度難聴用ポケット型か高度難聴用耳掛型)を交付します。

生計中心者の前年度の所得税額により負担額が変わります。

     利用世帯の区分 負担額
生活保護による被保護世帯
0円

生計中心者の前年所得税非課税世帯0円
生計中心者の前年所得税課税年額が5,000円以下の世帯16,300円
生計中心者の前年所得税課税年額が5,001円以上15,000円以下の世帯28,400円
生活中心者の前年所得税課税年額が15,001円以上全額自費

宇都宮市HPより引用

詳しくは高齢福祉課 福祉サービスグループに問い合わせてみてください。

まとめ

補聴器の購入に保険は適用できるかとのことでしたが、保険適用はできませんでしたね。その代わり補聴器購入に使える補助制度を紹介させていただきました。
関東補聴器では一般の補聴器だけではなく、福祉対応の補聴器も取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。

補聴器 宇都宮 専門店

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補聴器の寿命は何年?買い替えのタイミングはいつ?【長く使うには】

補聴器 寿命 買い替え初めて来店されるお客様に聞かれるのが、「補聴器ってどれくらいもつの?」って言うものがあります。中には買ったら一生もつものだと思ってたなんて声も・・。
補聴器は精密機械でもあり使っていれば経年劣化もありますから、一生もつということはありませんので、いつかは買い替えが必要になってきますよね。
そこで今回は補聴器の寿命は何年なのか?買い替えのタイミングはいつがよいかなどを解りやすく説明しますね。

補聴器の寿命は5年

一般的に補聴器の寿命は5年程度と言われています。これは補装具費支給制度で補聴器の耐用年数は5年と定められているところからきています。テレビや洗濯機など他の電化製品に比べると短い感じもしますが、スマホやパソコン、デジタルカメラなどの精密家電と比べるとだいたい同じようですね。
もちろんこれは1つの目安でありますので、使用頻度や使い方などでも変わってきますね。

他の電化製品の平均寿命

液晶テレビ    6~7年
洗濯機      7~8年
パソコン     5~7年
デジタルカメラ  5~6年
Iphone   3年

補聴器を買い替える理由

イラスト補聴器を買い替える時の理由は補聴器の寿命だけではありません。音が出なくなったなど補聴器の故障やご自身の聴力や身体的問題、使用する環境などさまざまありますので紹介します。

 補聴器が故障してしまった。
故障の原因もさまざまありますが、汗や湿気等による断音や感度の低下、異音や雑音の発生、プログラムボタンやボリュームの動作不良などがあります。故障が頻繁に出てくるようだと修理のたびに補聴器を預けなくてはなりませんし、修理金額もかさんでしまいますから新しく買い替えを検討したほうがいい場合もあります。

 経年劣化で補聴器の感度が落ちている。
補聴器も工業製品ですので、年月が経つうちに製品の品質や性能が低下してきたりします。

 補聴器のかたちが合わなくなってきた
補聴器を使っていると毎日着けたり外したりすることで、オーダーメイドの補聴器や耳掛形補聴器のオーダー耳栓などの型に緩みが出てきて補聴器のかたちが合わなくなったりしてきます。また、体重の増減など身体の変化で耳内の形も変わってくることがあります。
補聴器は型が合わなかったり緩みがあるとピーピー音(ハウリング)の原因になってしまいます。

 補聴器が古くなり修理不能となった。
補聴器もあまり古くなると修理用パーツが無くなったりして修理ができなくなることがあります。
補聴器の販売期間終了後5年間が修理部品の保有期間となっていますので、それを過ぎてしまうと補聴器の修理は受けられなくなります。(メーカーによって修理部品の保有期間は異なる場合があります)

 補聴器を失くした。
一部の補聴器には紛失補償のついたものもありますが、補聴器を失くした場合は新しく買い替えなければなりません。

 聴力の変化があり補聴器が合わなくなった。
補聴器には適応聴力範囲がありますので聴力に合わせて選びます。ご自身の聴力に変化があって使用中の補聴器では対応できなくなった場合は、現在の聴力に合わせて補聴器の買い替えを検討しなければなりません。

 細かい操作が難しくなった。
小さい電池の交換作業が難しくなってきたり、ボリュームの操作ができなくなったなど使用している補聴器がうまく使えなくなったりした場合も簡単な補聴器や使い易い補聴器に買い替えるのもひとつです。

 新製品が出た。
使用している補聴器より新機能が付いた補聴器や聞きやすい補聴器など性能のいい補聴器が発売された場合なども買い替え理由になりますね。

補聴器を買い替えることで問題点や不自由が解決することも

補聴器も日進月歩で年々進化していますので、新しい補聴器に買い替えることによってお使いの補聴器での問題点や不自由が解決できたり、簡単・便利になったりする場合もありますよ。

いくつか例をあげてみると

◆今までは補聴器を着けていると電話ができなかった
IPhoneと直接繋がる補聴器に買い替えることによって電話が聞き取りやすくなった。

Iphoneと直接繋がる補聴器「リンクススクエア」について詳しくはこちら

◆外仕事が多く、毎年夏場は汗で補聴器の調子が悪くなったり故障が多かった。
防水機能が付いている補聴器に買い替えることによって故障しにくくなった。

防水補聴器について詳しくはこちら

◆車を乗らなくなったので、電池を買いに行くのが困難になった。
充電タイプの補聴器に買い替えることによって細かい電池の交換も無く、電池を買いにいかないですむようになった。

充電式補聴器「セリオン」について詳しくはこちら

補聴器を長持ちさせるにはお手入れが大事

補聴器を長持ちさせるには、補聴器販売店での定期的なメンテナンスと日ごろからの点検やお手入れ、保管の方法なども重要になってきます。
補聴器は身体に着けて使用するものなので、汗や皮脂、耳垢などが付着していたりしますので、使用が終わったらブラシなどでお掃除をし、乾燥ケースに保管をしてください。
また、2~3ヶ月に一度くらいは購入した補聴器専門店で定期的なチェックや点検メンテナンスを受けたほうがいいですね。

補聴器のお手入れや保管について詳しくはこちら

まとめ

補聴器の寿命は5年とお答えしましたがあくまでもひとつの目安です。5年以上と長くお使いになられている方もいらっしゃいます。身体の機能の一部として使う補聴器ですから日頃からしっかりメンテナンスをして下さいね。
関東補聴器では補聴器の定期的なメンテナンスも随時行っておりますので、お気軽にお越しください。
また、最新の補聴器の試聴体験もできますので、お使いの補聴器と聞き比べてみるなどお試ししてみてくださいね。補聴器 宇都宮 専門店

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