補聴器を嫌がるので使ってくれなくて困っている方へ【みんなで楽しい会話を楽しむために】

 

聴力は年を重ねるごとに緩やかに低下していくので難聴は自分ではなかなか自覚するのが難しく、ご家族や周りの方が先に気付く事が多い様です。
本人に自覚がないままだと年寄りっぽいなどの補聴器へのマイナスイメージだけが先行して嫌がってしまう方がいらっしゃいます。
ご家族や周りの方のすすめにより補聴器を購入しても、本人が納得していないと使うのを嫌がってしまう事もあります。
強くすすめてもかえって意地になってしまい補聴器を嫌がるパターンもありますので、本人だけの問題ではなくご家族や周りの方の問題として一緒に考えて参加していただき、問題を解決をしていきましょう。
よりよい聴こえは生活の質を改善してくれますからね♪

 

補聴器の説得は慎重に

 

 

本人に難聴の自覚があったとしも補聴器の使用をすすめられるのは精神的なショックはとても大きいと思います。
強くすすめると意地になってしまい補聴器をますます嫌がるケースもよく聞きます。
その流れで補聴器の購入をしても良い結果は得られにくいですよね。
難聴を指摘するのも、補聴器をすすめるのも直接的ではなく、時間をかけて優しく伝えてあげて下さい。
歳を重ねた自分の年齢を受け入れるのは覚悟と時間が必要ですからね。

 

 

補聴器を使う事でのメリットを伝えましょう

 

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難聴がすすむと聞き返しや聞き間違えが増えたりするので、積極的に会話に参加する意欲が少なくなってくる方もいらっしゃいます。
家族の団欒の輪に1人だけ入れないのは寂しいですよね。
会話は重要なコミュニケーション手段の一つです。
補聴器を使用すれば楽に会話が聞こえるようになる、楽しく会話をしたいから使ってみようよなどの使用する事での前向きな提案をした方が上手くいくケースが多い様です。
何度も同じ事を言うのは疲れる、大きな声出すのは嫌だから着けてとのマイナスな提案だと言われる本人も嫌な思いをして仲も悪くなってしまいます。

 

誰にでも聴力の低下は起こります

 

人は年齢を重ねると聴力の低下は誰にでも起こるのは自然な事です。
30代から聴力の低下が徐々に始まり、個人差はありますが60歳代前半では5~10人に1人、60歳代後半では3人に1人、75歳以上になると7割以上が難聴で悩んでいるとの報告もあります。
最近では現役世代の方でも、仕事での聞き間違え対策や会議での会話での聞き逃しへの対策に補聴器を積極的に使用している方もいます。
補聴器=高齢者ではありません。
難聴が認知症の危険要因にもなりえるとの研究結果もありますので、周りに聞こえにくいと悩んでいる人がいらっしゃったら補聴器の使用を提案してみて下さい。

 

【年齢別の平均聴力】

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聴と認知症の関係についての記事はこちら

 

補聴器へのマイナスイメージを払拭させましょう

 

補聴器は年寄りっぽい、雑音がするんじゃないか、ピーピー鳴って周りで購入して失敗した人がいるから購入したくないとのマイナスイメージで使用するのを躊躇する人も多いと思います。
最近の補聴器は昔の大きな肌色の補聴器だけではなく、目立たない小型の補聴器やおしゃれで可愛い色やデザインの補聴器も登場してきましので、補聴器で個性を出しておしゃれしてみるのも楽しいですよ。
音の調整も細かく出来るようになり、雑音を抑える機能も強力になっているので会話を楽に楽しめる補聴器もありますし、しっかりと耳に合う補聴器を作ればピーピーと鳴るような事もありません。
しかし、補聴器の調整も販売しているお店や店員の経験によっては適切な補聴器を選んでくれなかったり、しっかりと調整をしてもらえない事もあるかもしれません。
補聴器の知識や経験がないと取得できない『補聴器認定技能者』という資格がありますので、技能者が居る販売店で相談してみましょう。

 

補聴器認定技能者についての記事はこちら

 

まとめ

 

個人の性格は様々ですから補聴器の使用する説得にも正解はありませんが、補聴器は難聴になった方が会話を楽しむのを補助をしてくれる医療機器です。
楽しむ事を提案するのですから、前向きな意見で説得をした方がお互いに良いですよね。
加齢による難聴は誰にでも起こる自然な事です。
視力が低下して見えにくいならメガネで、聴力が低下して聞こえにくいなら補聴器で補助すると生活が楽しくなるよと伝えてくださいね。

 

関東補聴器では全店に認定補聴器技能者が在籍し、皆様の補聴器や聞こえの悩みなどの無料相談を承っていますので気軽にお問い合わせください。

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高齢の老人性難聴でも補聴器は使えるか

roujin1那須町での相談会に来場されたお客様から「高齢の老人性難聴でも補聴器は使えるの」と聞かれました。
老人性難聴でも自分に合った補聴器を選び、補聴器を使って会話を楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいますので、一度試してみてください。

加齢と共に聴力は下がる

健康な人でも年齢とともに聞こえが下がってきます。これを老人性難聴とか加齢性難聴と言うんですが、個人差はありますが、だいたい30代頃から少しづつ低下していきます。
よく子供や若い人にしか聞こえない音でモスキート音と言うのがありますよね。あれは加齢と共に高周波の音が聞き取りづらくなるのを利用したものなんですよ。gurafu

自分では気が付きにくい

roujin老人性難聴は年齢と共に少しづつ低下していくのでなかなか自分では気づかない場合があります。

ご家族や周りの方が話しかけても返答がなかったりして気づいたり、テレビの音量が大きくなっていて気づいたりすることが多いですね。
また、聴力が下がっているのでお話する声が大きくなったりしてご家族が気付く場合もあります。

老人性難聴の3つの特徴

老人性難聴にはいくつかの特徴があります。
 高音域(高い音)から下がっていく
会話の聞き取りにはあまり支障のない高音域から少しづつ下がっていくので、なかなか気がつきづらいです。
 両耳とも同じように下がる
左右どちらかだけ聞きづらいのではなく、両耳とも同じように下がっていきます。
 言葉の聞き取りが悪くなる
音が小さく聞こえるだけでなく、言葉の理解度が低下(周波数分析障害)する傾向がありますので、声は聞こえるけど何を言ってるかわからないなど会話の内容がはっきりしない場合があります。

前向きな気持ちが大事

何事もそうですが、補聴器をつける上では前向きな気持ちもとても重要です。
なるべくであれば補聴器なんて着けなくて済むのであればそれに越したことはないのですが、genki老人性難聴は一般的には治療で治すのは困難とも言われてますよね。
また難聴は認知症発症の危険因子の一つに挙げられ、放っておいて良くなるものでもありません。
どちらかと言うと年々下がっていくことの方が多いので、聞こえづらさを感じたら早めの補聴器装用をお勧めします。
少しでも聞きやすくなるのであれば一日でも早い方が良いですよね。

よく高齢のお客様で「先が短いから着けなくていいよ」なんて言う方もいますが、逆に考えて補聴器を着けてご家族や友人との会話を楽しむ方が気持も前向きになり楽しく充実した生活が送れるような気がします。

ご家族や周りの方の理解と協力

残念ながら補聴器を着けたからと言っても耳が治るわけではなく、若い頃と同じような聞こえに戻るわけでもありません。
補聴器を着けてうまく聞き取れるように、ご家族や周りの方もお話の仕方や伝え方など理解と協力が必要となってきます。

補聴器を使用している人への話し掛け方

・表情や口元がわかるように正面から話しかけて下さい
・離れていると声は小さくなってしまうので、なるべく近づいて話掛けて下さい
・高齢の方は早口は難しくなるので、ゆっくり話掛けて下さい
・名前を呼んだり、肩をたたいたり意識をこちらに向けてから話しかけて下さい
・大きい声でなく普通の声の大きさで話しかけて下さい
・わからない言葉などは言い方を変えたり言い回しを変えたりして下さい
・長い文章ではなく一つ一つを短く話しかけて下さい

補聴器専門店へご相談下さい

聞こえにくいなと感じましたらご家族と一緒に関東補聴器宇都宮店にご来店ください。
認定補聴器技能者と補聴器アドバイザーがお客様の聞こえに合った補聴器選びのお手伝いをさせていただきます。
また、障害者総合支援法対応補聴器取扱い店でもありますので、補装具費支給制度も利用することが出来ます。
ご来店が難しい方は栃木県内であればご自宅への出張訪問サービスも行っています。

関東補聴器宇都宮店へのアクセス

難聴になると認知症になるのか

難聴になると認知症のリスクが高くなると言われています。
これは2015年1月に厚生労働省から新オレンジプランとして発表がありました。s-ninti

認知症患者は462万人(2012年厚生労働省しらべ)

現在認知症の患者は462万人、65歳以上の高齢者の7人に1人となるそうです。gimon1-m
認知症の予備群を合わせると高齢者の4人に1人が認知症もしくは予備軍ということになります。
これは医療機関などで認知症と診断された人の数ですから、実際はもっと多いのかもしれませんね。

難聴と認知症の関係

厚生労働省の新オレンジプランでは難聴も認知症の危険因子の一つにあげられていますので、全く関係が無いとは言いきれないようです。
難聴になると相手の声が聞きづらくなったり聞き間違いが増えたりと人との会話に支障が出てきます。
周りの方とのコミュニケーションが取りづらくなり、外に出なくなったり、社会参加を避けたりと内に籠りがちになったりしてしまいます。
聞こえない状態を少しでも改善させて人との関わりをもつことが認知症の予防にもなると思います。

難聴は自分では気づきづらい

人間の聴力は30代の頃から少しづつ低下していくんですね。最初は日常の会話ではそれほど支障のない高い音(高音)から下がっていくのですが、だんだんと会話で使う音域も下がっていきます。
ただ、少しづつ下がっていきますので、自分ではなかなか聴力低下に気が付きにくく、ご家族や周りの方のほうが早く気づく場合が多いです。

補聴器が出来ること

補聴器は認知症を治すことも難聴を治すこともできませんが、コミュニケーションツールのひとつとして日常の生活の質を少しだけ上げることは出来ると思います。家族や友人とのさりげない会話、聞こえないことで勘違いされてしまう、聞こえることによる危険の回避など毎日の生活でお役に立てると思います。

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もし、ご自身で「最近聞きづらいな」とか、ご家族に「最近聞こえが遠くなったんじゃないの」と言われたりがありましたら、お気軽に関東補聴器宇都宮店までご相談下さい。

 

また、ご希望の方に「家族の健康」の小冊子を進呈いたしております。s-kenkou

 

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