
補聴器はどれくらい聞こえなくなったら付ければいいの?と聞かれることがあります。
何デシベルになったら付けなきゃダメとかはありませんが、正常の聴力域値から外れてきて本人や周りの方が不自由を感じるようになった時が使い始めるタイミングの一つになりますね。
難聴のレベルとは
一般的に難聴と言っても聞こえの程度の差(レベル差)があります。ちょっとだけ聞きづらい人からほとんど聞こえない人まで難聴にもレベルがあるんですよね。大きく分けると、正常・軽度難聴・中等度難聴・高度難聴・重度難聴というように難聴の程度によって分けられます。
難聴は家族や周りの方の方が気付きやすい場合も
急に聞こえなくなる突発性難聴なら自分でもすぐに気が付きますが、加齢による難聴などは徐々に聞こえにくさが低下するので自覚しづらく、自分自身より家族や周りの方の方が早く気づくことが多いですね。
こんな時に不自由を感じたりしませんか
普段の生活の中で不自由を感じたり、次のようなものに心当たりがあるようなら補聴器を考えてみましょう。






難聴も認知症発症の危険因子
厚生労働省が2015年1月に発表した「新オレンジプラン」では、認知症発症の危険因子に「加齢、遺伝性のもの、高血圧、糖尿病、喫煙、頭部外傷、難聴等」を上げていて、難聴も認知症の発症要因の一つに挙げられているんですよ。
補聴器は早期の装用が大事
補聴器を付けるなら早期の装用が良いと言われます。
難聴を放っておいて良いことはありません。聞こえない状態が長くなると補聴器を装用しても今まで聞きそびれていた周りの環境音に慣れるのに時間がかかったり、音は聞こえても言葉を聞き取るのが難しくなったりする場合があります。
補聴器を付けて正常な耳と同じ聞こえになるわけではありませんが、日常の生活での不便が軽減されて少しでも快適になるのであれば、一日でも早い装用が良いですよね、
軽い難聴者向けの補聴器は
軽い難聴者向けの補聴器は各メーカーとも一番種類も多く、さまざまなタイプの補聴器をラインナップしています。
ご希望のかたちやご予算、使用用途や性能機能などいろいろな基準で選ぶことが可能です。
自分に合った補聴器を見つけるには
何十何百種類とある補聴器の中から自分に合った補聴器を見つけるには、まずご自分の聞こえの状態を知ることが大切です。
「良い補聴器選びは良い販売店選びから」とも言いますので、認定補聴器技能者のいる専門店に相談し、きこえの状態を調べてもらう事をお勧めします。聞こえの状態とご要望に沿って補聴器選びのアドバイスをしてくれます。