
耳穴型の補聴器を着けると閉塞感があったり、自分の声のこもり感が不快だったり気になったりしてしまう事があると思います。
この閉塞感が解消もしくは軽減できると補聴器ももっと快適につけていられるのになぁなんて思っている方もおられますよね。
今回GNヒアリングジャパンから新発売されたリサウンド・ダブルエアはこの閉塞感・こもり感を軽減した超快適耳あな型補聴器となりますのでご紹介します。
自声のこもりの原因
補聴器を装着すると耳穴を補聴器で塞ぐことになりますよね。耳穴を塞ぐと振動音となって聞こえてくる(骨を伝わって聞こえる)自分の声が外に抜けなくなってしまいます。そうするとこの振動音が中に溜まってしまい自分の声のこもりや閉塞感となってしまいます。
耳の穴を指で塞いでしゃべると自分の声がこもった感じで聞こえたり、歯のあたる音や咀嚼音が響いたりするのと同じです。
この現象を外耳導閉鎖効果と言うのですが、これが補聴器装用時の閉塞感や自声のこもり、咀嚼音の響きなどの不快感の原因となってしまうことがあります。
自声のこもりの解決方法
ある程度の軽いこもり感などは補聴器の装用に慣れる事で気にならなくなったりするのですが、閉塞感が強い、一向に慣れない場合の解決方法としては、この外耳導閉鎖効果を減らす、内部の音を外に抜けるようにすることで軽減させることができます。
一般的には補聴器にベントと呼ばれる通気穴をあけて内部の音を外に抜けるようにします。
ただし、ベントを大きく開けてしまうと補聴器で増幅した音も抜けてしまいピーピーとハウリングを起こしてしまったり、音量感が不足してしまったりするので、ベントの形状やサイズには注意が必要です。
補聴器を試聴したときに閉塞感や自声のこもり感が強いかどうか確認します。
超快適耳あな型リサウンド・ダブルエア
今回新発売となったリサウンド・ダブルエアはオープンフィッティングのメリットを更に進化させた、超快適耳あな型補聴器となっています。
ダブルエアオリジナルの新形状で安定感と快適性を両立させています。
特長
耳との接触面が減るので圧迫感が抑えられ快適
自然な音が入るから、軽度~中等度難聴の方におすすめ
十分な音量を出しながら、ハウリングを抑制
こもり感が少ないから両耳装用に最適
形状
リサウンド・ダブルエアの形状はカナルタイプのみとなります。
値段
グレード | 片耳価格 | 両耳価格 |
---|---|---|
リサウンド・ダブルエア9E | ¥390,000 | ¥702,000 |
リサウンド・ダブルエア7E | ¥260,000 | ¥468,000 |
リサウンド・ダブルエア5E | ¥190,000 | ¥342,000 |
まとめ
今回はGNヒヤリングから新しく発売されたリサウンド・ダブルエアについて紹介させていただきました。耳穴型の欠点の一つでもあった閉塞感や自声のこもりを軽減させた補聴器になりましたので、それらが原因でオーダーメイドを敬遠していた方や耳掛形にしていた方はリサウンド・ダブルエアをご検討されてみてはいかかでしょうか。