
最近、音響性外傷という言葉を耳にしますが、ライブや音楽フェス、コンサート後に聞きづらいなど、若い人にも起こりえる音響性外傷も難聴の一つになりますのでどういうものなのか簡単にまとめました。
音響性外傷とは
音響性外傷とは、耳が痛くなるような大きな音を聞いたりして、耳の中の内耳の蝸牛が障害を受けてしまうことです。
難聴と言うと年配の方のイメージが強いですが、音響性外傷は若い人にも増えている難聴の一つになりますね。
音響性外傷ってどんな症状?
音響性外傷になると耳が詰まったような感じ(耳閉塞感)になったり、自分の声が耳の中で響いたりします。
また、耳鳴りや難聴の症状もあらわれたりする場合があります。
若い人でも危険・音響性外傷の原因
音響性外傷になる原因は日常生活の中のいろいろな所に潜んでいますので、次のようなことにあてはまる方は気をつけた方がいいですね。
ヘッドフォンやイヤフォンなどで大きな音で音楽を聞く
ライブハウスやクラブで大音量の音が流れる場所に長時間いる
コンサートや音楽フェスなどで大きな音を聞く
ミュージシャンなど楽器を演奏したり大音量を聞いたりしている
車の中で大きな音で音楽を聞いたりする
音響性外傷の治療法
もし大きい音を聞いた後に耳が詰まった感じや耳鳴りなどが一過性ではなく治まらないなどがあったら、なるべく早く耳鼻科での診療を受けられることをお勧めします。
治療方法としては、ステロイド剤・循環改善薬などを用いての治療などがあるようですが、耳鼻科の先生とよく相談してみて下さいね。
音響性外傷の予防
予期しない突発的な強大音はなかなか防ぐのは難しいですが、それ以外のものは心がけしだいである程度防ぐことが出来ますよ。

大きい音を聞き過ぎない!
たとえば、あらかじめ大音量が流れる事がわかっているコンサートや音楽フェスなどは遮音耳栓をしたり、音源から距離を取るとか長時間居ないようにするなど。ヘッドフォンやイヤフォンは音楽の音量を少し控えるなど自分で注意すればある程度防ぐことができます。
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