冬場の補聴器の取り扱いと注意点をご紹介【補聴器も冬支度が必要!?】

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冬は室内外での気温差や空気が乾燥しているので、補聴器にも厳しい季節なんです。
温度差によって耳掛け型補聴器のチューブ内に結露現象が起きて断音してしまったり、空気が乾燥している状況や暖房器具を使用していることにより補聴器用空気電池の持ち時間の変化など冬場ならではの影響が補聴器にも表れます。
補聴器ユーザーに知っておいていただきたい冬場の取り扱いの注意点をご紹介します。

耳掛け型補聴器は結露現象に注意!

冬の寒い日に目が覚めて補聴器を装着しても音が出ていなくて聞こえないなんて経験はありませんか?
寒さで補聴器が冷えていたりすると耳の体温との温度差や、寒い室外から暖かい室内に移動したなどの急激な温度差によって耳掛け型補聴器が結露してしまいチューブ分部に水が溜まる事があるんです。
壊れたんじゃないかとドキッとするかと思いますが、結露によって音が出てない場合は溜まった水が邪魔して音を通せんぼしているだけなので水を抜けば大丈夫なので焦らずに確認をしてみましょう。
水を抜く方法として、チューブ部分を補聴器から外してエアブローで水を飛ばしたりティッシュで紙縒りを作って耳栓の音口部から吸い取って対処する方法などがあります。
結露での断音を予防するためにチューブ内に糸を入れて冬場の準備をしておく場合もあります。
暖かい場所に数時間置いておくだけでも水が蒸発していくので、補聴器から音が出ていなくても焦らずに結露現象が起こっていないかチューブ部分を確認してみましょう。

冬場の電池は使用時間が短くなる!?

補聴器で使用する電池はプラス極に小さな穴から空気を取り込んで電気を起こす空気電池です。
乾燥している状態や暖房器具による二酸化炭素の影響等による環境によっては電池寿命が短くなります。
暖房器具から発生する二酸化炭素によってアルカリ性の電解液が炭酸塩を生成してしまい、電池の寿命に影響を及ぼします。
冬場の乾燥している時期などは通常の80%位の時間で電池が無くなってしまう事もある様です。
暖房器具を使用して換気の悪い状態では55%程度で電池の寿命がきてしまうので、定期的に換気をして空気電池に優しい環境を作って電池を長持ちさせましょう。
補聴器をしまっておく乾燥ケースの中に電池を入れてしまうのも電池の寿命を短くしてしまう原因になるので、補聴器を乾燥ケースにしまう時は電池を外してケースの外に保管するようにしましょう。

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電池は寒いと性能を十分に発揮出来ません!

冬場の朝には補聴器だけでなく電池も冷え切っていて、電気をしっかりと起こす準備が出来ていません。
空気電池に最適な気温は20℃で、5℃以下では寿命が短くなります。
使用する前に体温などで温めて使用すれば電池寿命が回復するので、寒い日に補聴器を使用する時は事前に電池を温めておきましょう。
空気電池に付いているシールを剥がした直後も正常に作動しないので、約1分間は時間をおいてから使用して下さい。

まとめ

補聴器も季節ごとに取り扱いの方法や注意点が変わってきます。
結露の確認と対処法、電池の取り扱い方などを知っておけば冬場も補聴器を安心して使用できますよね。
耳掛け型補聴器を使用していて音が出てない場合は、焦らずにチューブ内に結露が起こってないかを確認してみて下さい。
暖房器具を使用している部屋で補聴器を使用する時は電池の寿命が短くならないように、こまめに換気して使用しましょう。

 

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